葉をまとふなく春深し

読書録を中心に、大学4年間の文学日記。

ぜんぶの星に花が咲く

 その人が大切であるほど、難しい。「大切な人を思う言葉」5つです。
第2回目、本から言の葉落とし。

ぜんぶの星に花が咲く/きみがおれを飼い慣らしたら/あなたは、あなたでしかない/
一人で輝ける人だけが/また会えるってことなんだ

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(写真撮影=id:saho417/PN:春)

1 ぜんぶの星に花が咲く

どこかの星に咲いている花が好きになったら、夜の空を見ることが嬉しくなる。ぜんぶの星に花が咲く

(サン・デグジュベリ作、池澤夏樹訳『星の王子さま』より)

2 きみがおれを飼い慣らしたら

きみは金の色の髪をしている。きみがおれを飼い慣らしたらどんなに素晴らしいだろう! 小麦は金色だから、おれは小麦を見るときみを思い出すようになる。小麦畑を渡る風を聞くのが好きになる……

 

星の王子さま (集英社文庫)

星の王子さま (集英社文庫)

 

  3 あなたは、あなたでしかない

あなたはあなたが思うほど、強くない。あなたはあなたが思うよりも、もっと美しい。あなたは、あなたでしかない。
(23:11)

 (徳間書店・単行本、57ページより)

詩の礫

詩の礫

 

 4 一人で輝ける人だけが

一人で輝ける人だけが、別の一人で輝いている人と出逢うことができるのです。

 (日本実業出版社・単行本、189ページより)

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。

 

 5 また会えるってことなんだ

死ぬって、別れることでした。では、生きてるって、どういうことなのか?

 もし会いたければ、また会えるってことなんだ。

 お父さんやお母さんに、また会えるってことなんだ。

 大切な人々や大切なものたちに再会できるってことなんだよ。

死の授業

死の授業

 
まとめ

「ぜんぶの星に花が咲く」をはじめ、4冊の本から「大切な人を思う言葉」を拾ってきました。4冊の本とは、

  1. サン・テグジュペリ著、池澤夏樹訳『星の王子さま
  2. 和合亮一著『詩の礫
  3. 千田琢也著『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。―20代で身につけたい本の読み方80
  4. 新井満著『死の授業

でした。本に馴染みのない方でも、どれも読みやすく面白いと思います。是非手に取ってみてください。